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渇水の次は洪水!?


以前より何度か渇水の事をお伝えしてきましたが、ここへ来て今度は新潟や北陸での洪水のニュースが入ってきています。前回のお祈りが変に通じてしまったのか!?
URL新潟大雨:4500世帯に避難勧告 5人重軽傷1人不明
URL新潟に大雨、土石流への警戒続く
URL新潟県各地で大雨――土砂崩れ、車の5人けが
なかなか「丁度良い」というのは難しいものです。適度に雨が降ってくれれば良いものを、片や渇水、片や洪水・・・。
特に新潟では去年も洪水があった上に、地震もあった地域でもある事は記憶に新しいでしょう。
29日は梅雨前線が南下するとの予報があり、長野・岐阜にも大雨が降ると予想されています。長野・岐阜両県には愛知の水がめが多くある(牧尾ダム岩屋ダムなど)ので、愛知の渇水状況が改善されるのではないかと期待されますが、人が死んでしまうほどの大雨は望みません。
ホント、適度に降ってください・・・くもり

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今度は小学生が名古屋で民泊 上下流交流で


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子供たちにとって実に良いニュースだと思います。
名古屋は木曽川水系からの水を得ており、その上流域からの恩恵にあずかっているわけですが、下流域の名古屋と上流域の長野県木祖村が交流するというのはとても良い事だと思います。木祖村は木曽川の源流域にあり、味噌川ダムや奈良井ダムがある地域でもあります。ちょっと下流に行けば、三岳村に牧尾ダムがあります。名古屋の人たちはこれらのダムから取水し、その水を飲んでいる訳です。
大人だけでなく子供もそうですが、名古屋の人たちは自分たちが木曽川上流に住む人たちからそうした恩恵をあずかっている事(スキーなどのレジャー・観光以外)は、たぶんあまり知られていないでしょう。特にダムについては、木祖村の人たちの苦渋の決断もあったことでしょうし、彼らの苦渋の決断が無ければ、名古屋市民は水を得る事ができず、今頃は大渇水など大変な事になっていた事でしょう。
それを思えばこその交流です。
木祖村の子供たちには、愛知万博「愛・地球博」も見学してもらうそうですが、木祖村と名古屋の往復費用と、この万博見学費用も名古屋市水道局が負担するそうです。意外と名古屋市も粋な計らいをしてくれるもんですね。財政難なのに、よっ!太っ腹!(・・・あ、いや批判してるわけではないですよ)
都心に住んでいる子供だけでなく大人も、源流域の人たちの事を常に感謝して、いつか恩返しができるような仕組みができるようになると良いですね。

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今年は大渇水の予感


ダム エンサイクロペディア内で、私が収集したダムに関連したニュース記事の見出しリンクをトップページで流していますが、ここの所渇水に関連したニュースばかりが流れます。昨日から今日等は全てがそのニュースで埋まってしまうほどです。前にも長良川河口堰を取水対象外の地域へも水を供給するという記事について書きましたが、ここへきていよいよ渇水が現実の物になろうとしています。
以下は6月21日から22日2時までに配信された渇水関連のニュース記事です。テレビ局の記事も含まれていますので、動画で渇水の状況を知ることが出来、ダムの映像も見れます。
※一部重複していたり、リンク切れがある際にはご容赦下さい
URL高知■仁淀川、渇水のピンチで1次節水
URL島根■少雨で飯梨川取水制限へ
URL福岡■筑後川23日から取水制限
URL静岡■少雨の影響、天竜川水系で過去最大の節水対策
URL徳島■25日にダム利水ゼロに
URL高知■早明浦ダムから旧大川村役場出現
URL徳島■24日にも利水貯留量ゼロ 阿南・福井ダム、貯留水を放流へ
URL福岡■梅雨はどこへ?深刻水不足
URL富山■県農作物管理情報、農家に注意呼びかけ
URL愛媛■玉川ダムも取水制限へ 22日渇水対策会議
URL新潟■佐渡で少雨への対策を呼び掛け
URL和歌山■二川ダム:水位低下、23日から工業用水など取水制限
URL香川■渇水対策:「最悪を想定し早めの準備を」-第1回会議で知事
URL徳島■渇水:県内河川に広がる
URL長崎■空梅雨:県北で水不足懸念 農作物など影響も
URL高知■今月降水量平年の26% 雨日数わずか4日 高知市
URL大分■「夏至」耶馬渓ダム 貯水率60%割れ寸前 あすにも取水制限
URL愛媛■きょう石手川渇水調整協 松山
URL静岡■天竜川水不足深刻 取水量、上水道12%制限へ 過去最大の節水
URL香川■雨降らない・・渇水いよいよ現実味
URL徳島■徳島用水、22日から第2次取水制限 早明浦ダム貯水率低下で
URL徳島■渇水ダムの堆積土砂除去、県に陳情 那賀川の清流取り戻す会
今まで見えなかったダム湖の底に沈む建物が見えるようになったりするニュースは何だか切なくなりますね。あと、渇水の時期だからこそダム湖に堆積した土砂を取り除こうとする記事なんかもありますね。これはなかなか名案だと思います。貯水率が高い時期に、土砂を取り除こうとすると、取り除く部分だけ水を締め切ったり、工程に手間がかかるので、その分工事費が嵩みますからね。
どうです?これだけの渇水のニュースが流れているんです。梅雨だというのにこの状況。危機的状況と言わざるを得ません。今後のためにも節水を心がけると良いでしょうね。
読書>>「渇水」に関連した本はこちら!

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河口堰 供給区域外へ給水 大府と東海の一部 渇水対策で初


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この記事は建設計画時も、そして運用後も色々と問題視されている「長良川河口堰」のニュースです。
色々な人たちが、こぞってこの河口堰を不要だと唱えます。環境が変わるだの、魚が取れなくなるだのを理由に反対運動を繰り広げるわけですが、その際に周辺地域の水需要も問題に挙げます。
曰く「水需要は安定している」と・・・。
しかし、今年は日本の各地で大規模な渇水が懸念されています。
読書各地の渇水のニュース記事
静岡■天竜川の取水制限強化 渇水対策支部を設置 国交省
愛媛■石手川ダム、貯水率80%割る 地下水も低下
高知■鏡ダム自主節水 流量27.3%カット
大分■芹川ダム、水位低下で あす発電を停止
徳島■吉野川も取水制限 早明浦ダム貯水率60%

特にこの記事で挙げられている、大府や知多半島、広げれば三河の地域は古くから、渇水に悩まされてきた地域でもあります。その為、愛知用水などの大規模な灌漑用水が建設された訳です。愛知用水などは、小学校の道徳や社会の時間に建設記録などを習ったほどです。その愛知用水や木曽川用水の水瓶である牧尾ダム岩屋ダムの貯水率がかなり低いというではありませんか。そうすると、深刻な水不足に見舞われるわけで、その為に長良川河口堰から取水しようという事なのです。それでも長良川河口堰が不要だと言われるんだったら、実際に住んでみてよ、って私は言いたい。水がなくなる事で生活に支障が出ることは解ってるんですよね?
私は長良川河口堰ってやっぱり必要じゃん!って思った訳ですが、水の需要が安定しているから不要だと唱えていた方々は、この記事を見てどう思われているんでしょうね?
って、このブログに反対派の人たちがコメントを書きに来て、持論を展開されても困るので(ってゆーか建設論を唱えたり議論する為にサイトやブログを運営している訳ではないので、対応できん)、聞く気はさらさらありませんが汗
そんな事よりも、例え議論したとしても渇水が収まるわけではないので、今年の渇水の方が気になります。かつての悪夢が蘇らなきゃ良いのですが・・・冷や汗

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遺体:神通川第一ダムのごみ集積場で女性発見・・・他


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私は100基以上のダムを訪れていますが、ダムはブラックな面も含んでいるのも事実です。「自殺の名所」と呼ばれるダムも幾つかあります。
特にオーバーハングしたアーチ式はその名所にしてしたがります。私が知っていて且つ訪れたダムに限れば、「奈川渡ダム」「青蓮寺ダム」があります。青蓮寺ダムは自殺しないように人の背丈よりも高く、アクリル(カーボネート?)で柵が作られています。
まぁ、確かにオーバーハングした堤体は恐怖を感じるぐらいですから、自殺者は容易に死ねる!と思うのでしょうね。でも、ダムで死ぬのはやめましょうよ。管理所の人が「処理が大変だ」って言ってますから、迷惑掛けちゃいけません。ってゆーか、自殺はやめましょう!必ず誰かが迷惑します。自殺は利己主義の最たるものです。こぼれた水は元には戻せないのですよ。え?「また汲めば良い」って?そんなこと言ってると、今度は早死にしますよ。きっと。
ブラックバスへの規制で、伊賀にも余波 青蓮寺湖の釣り大会中止
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今月4月から「特定外来生物被害防止法(外来生物法)」。これは海外から持ち込まれる動植物から日本固有の生物を守るために出来た法律で、ブラックバスも対象に含まれます。
ブラックバスはフィッシュイーターとも呼ばれ、魚なら何でも食べる魚で、日本の在来種はあっという間に湖から消えてしまいます。また昭和中期から放流されてきた魚である上に繁殖力が強く、あっという間に各地のダム湖に広がりました。また食いつきも良いので、アングラーはこぞってダムなどへ行き、釣果を上げてきました。そのブラックバスが規制の対象になったのです。
それなりに歴史のあるバス釣りなので、各地で釣り大会が開かれたりするぐらいです。それがこの法律による影響で禁止されたら、釣り人は来なくなり、経済的打撃は看過し得ない問題に発展するでしょうね。しかもこの法律の認知度が低いので、誤解される事も多いとか。
>>特定外来生物被害防止法(外来生物法)
松原ダム:田植え期に朗報、600万トン試験放流 /大分
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ダムが生態系確保や水不足解消のために、いや地元農漁民のために放流をおこなう事は大変良い事ですね。地元に根ざし柔軟に対応する事で、ダム管理運営のあり方を再発見できますね。今後は、ダムの管理運営も柔軟に対応していく事が必須になるでしょう。もっとこうしたダムが増えると良いですね。