一時0％にまで落ち込んだ早明浦ダムの貯水率がやや回復傾向にあるようです。今週は台風も来る事ですし、渇水のピンチは避けられる見通しが強くなってきました。良かった良かった。ちなみに現時点（2005/8/23 12：48現在）で7.4％です。
そうそう。リアルタイムで貯水率が把握できるサイトがあることをご存知でしょうか？色々ある中でもメジャーなのが、国土交通省の「川の防災情報」です。ここは全国の主要なダムの貯水率や、放流情報が把握できるサイトで、私もよく見ています。なお、ここに載っていないダムは、個別のダムの管理所サイトで情報を流している場合があるので、探してみるとあるかもしれません。
山や川へレジャーにお出かけの際もぜひ参考にしてみてください。
■参考記事
早明浦ダム貯水率７％に 香川、徳島は再び取水制限（産経新聞社）
■参考文献
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吉野川事典―四国のいのち 著者： とくしま地域政策研究所; 新品 Y 3,200 |
今年は6月に大渇水の予感だとお伝えしたのですが（「今年は大渇水の予感」参照）、その後大雨が降るなどして若干の回復傾向を見せていた各地の水がめ（＝ダム）も、またもやここへ来て渇水の危機にあるようです。
特に四国の「早明浦ダム」では8/18（1:22）現在、貯水量が3.3％まで落ち込んでいるようです。そのため発電用の容量を利水（生活用に限定）に転化して放流運用する事を、国土交通省四国地方整備局や四国四県などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会が電源開発との間で取り決めたようです。・・・と言ってもその分も枯渇すればいよいよダムとして機能しなくなるわけで、極めて危険な状況には変わらないわけです。
早明浦ダムのある吉野川流域は、長年水不足に悩まされてきた地域であり、早明浦ダムが「四国のいのち」と呼ばれるほど四国における利水・治水の要であった事が窺い知れます。その「いのち」が今まさに断たれようとしているのです。
ここはやはり適度な大雨や被害の無い程度の台風に期待するところ大です。
（そう都合良く行かないのがお天道様ではありますが・・・）
■参考記事
香川の夜間断水は延期に／電源用水の放流を決定（四国新聞社）
■参考文献
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吉野川事典―四国のいのち 著者： とくしま地域政策研究所; 新品 Y 3,200 |
その道のプロがインターネットのWebサイトを利用して、さまざまな事柄をガイドするというサイト「All About Japan」。
私もたびたび調べ物でお世話になっていました。
今までダムについてのガイド記事が無かったのですが、今回「夏祭り」と題した特集の中で、ガイドのナカムレ ユキコさんがダムを取り上げていました。
All About Japan特集「夏のダム」
内容はダム初心者でも解り易い構成になっていて、取っ付き易いです。玄人には物足りないかもしれませんが、突っ込みどころを探すのも面白いかも
突っ込みどころと言えば、このガイド記事の中で「ダム愛好家さんたちのサイト」というリンク集があるのですが、私のサイト「d@m encyclopedia」が無いんです・・・
これにはちょっと残念
思わず株式会社オールアバウト様にメールしちゃいました。さぁ、返事が楽しみ
・・・放置される可能性もあるのかな
【追記】
オールアバウト様に連絡を取ると共に、とある方法でナカムレ様にも連絡が取れたのですが、お蔭様でリンク集に掲載していただけました。オールアバウト様、ナカムレ様にはこの場を借りて、お礼申し上げますm(__)m
ニュースのソース記事はこちら
ええーっ！っと驚くニュースです。
白水ダム（正確には堤高が15mに満たないので堰堤扱い）と言えば、日本一放流が美しいとされるダム（堰堤）で、国指定重要文化財の指定を受けているのですが、「観光ＰＲしている竹田市の安全対策が不十分」として放流を止めてるなんて・・・。
日本ダム協会の第2回Dam-Shotコンテストでも最優秀賞に輝いた堰堤でもあります。特に柵などは設けていないようなので、堰堤近くまで立ち入る事ができるのですが、それが出来なくなる可能性があります。
遠いからなかなか行けないけど、いつかは行きたいと思っているだけにちょっと残念です。柵など作らずありのままの姿でいて欲しい、そんな堰堤です。確かに何かあってからでは県の施政が問われるかもしれませんが、それでも何とかならないんでしょうかね・・・。
